マクラギ

マクラギは、レールからの荷重を直接ささえ、荷重を広い面積に分布させ、道床に伝え、レールを正しい位置に保持し、軌間を一定に保つ役割を持っています。
木マクラギ


栗や桧などの木材から作られた素材マクラギや、防腐剤(クレオソート)を注入した防腐マクラギがある。マクラギの耐用年数は伐採期や樹齢によりまた敷設場所の気象条件や、 列車の通過通トン数などにより大きく相違するので簡単にはいい表わせないが、大体素材マクラギは約8年、防腐マクラギは約12年ぐらい程度である。
用途により、並マクラギ大判(継ぎ目用)マクラギ橋マクラギ分岐用マクラギの種類があり、 敷設方法による分類では、横マクラギ(一般に使われる)・縦マクラギ(工場ピット線や犬山橋など)・短マクラギ(ブロックマクラギ)に分けられる。

PC(プレストレストコンクリート)マクラギ


鉄道ではじめてPCマクラギが初めて敷設されたのは昭和26年で、歴史は比較的浅いが、その後東海道新幹線の軌道構造にPCマクラギを全面的に採用されることとなり、研究と実験が進められ著しい発達をしてきた。 ことに二重弾性締結方式が採用されるようになり、レールの締結装置の改良発達と相まって保守上有利であり、かつ耐用年数の長いことからも経済的である。ただ欠点といえば重量が木マクラギの約3倍(約160kg)ぐらいあり運搬や更換に不便な点があげられる。
また道床抵抗大きいためロングレールの敷設は不可欠とされている。
名鉄でも、近年の高速運転化・列車重量の増大に伴い、PCマクラギ化の必要性が高まり昭和46年から実施を促進している。名鉄におけるPCマクラギは昭和28年頃に導入を試みたが、経済性が劣るとして見送られた。
しかしながら、昭和41年に金山橋(現金山)〜中日球場前(現ナゴヤ球場前)でテストしたところ、木マクラギと比較して線路班の作業量は31%減少し、マルタイ投入周期も29%延びることが実証され、ダイヤ密集区間では経済効果があるので限定的に採用することとなった。
昭和50年代に入り名古屋本線・犬山線・常滑線を中心に毎年2万本〜2万5,000本更換し、現在では津島線・小牧線など急ピッチでPCマクラギ化を進めている。
用途により、直線用曲線用急曲線用継ぎ目用伸縮継目ロングレール両端に敷設し、レールが自由伸縮できるようにするための継ぎ目)などの種類がある。

合成マクラギ


ガラス繊維で出来ており、耐用年数は木マクラギよりも長く、PCマクラギよりも軽い。
主に橋梁ポイント踏切のマクラギに使われている。

backtop