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マルタイとは?
道床搗き固め作業は保線作業中最も多いもので、搗き固め機械としては大型のもの(マルチプルタイタンパー)から各作業員が手に持って行う小型のもの(タイタンパー)まで様々なものがあります。
これらの機械の搗き固め方式は、機械振動式、電気振動式、衝撃式の3種に大別され、機械振動式とは、エンジンによって偏心軸を回転させタンピングバー(搗き固め棒)に強制的に衝撃を与え、
振動しているタンピングバーを道床(線路の砂利)中に垂直に突き込んだ後、マクラギの両側から水平方向に締め付けてバラストをマクラギ下に搗きこむ方式です。
電気振動式とは各タンピングブレード(搗き固め板)にモーターがついており、このモーターにより、不平行重錘を回転させてブレードに振動を与え、ブレードをマクラギ下に向って両側から斜めに道床中に搗きこむ方式です。
それではなぜ搗き固めるのか?
軌道は列車が往来すると少しずつですが下がって(沈下して)いきます。これが不均等に下がるとレールは上下方向に波をうちます。この波がひどいと、列車の走行に悪影響を与え、乗り心地もよくありません。
そこで軌道をこう上(軌道を上げる)わけですが、そうするとマクラギ下面とバラストの間に空間ができてしまい、このままにしておくと列車が通るたびに軌道が上下に動き、またすぐに下がってしまいます。
この空間をなくし(一般に搗き固めるという)、まっすぐな(良い)軌道を保持するための機械がマルタイです。
マルタイは、タイタンパーを使って人力で保修していたのを、作業の能率化によって経費の節減及び施工速度の向上を図り、作業員の労働を軽減することができます。
名鉄では部分的に保修(小むら直し)する中型マルタイと、一回あたり約1200M連続で保修(総搗き)する大型マルタイと分けられ、
機械の構造での分類として、ジャッキにより人力で軌道をこう上してその状態で搗き固めるマルタイ(M30)と、軌道の状態をマルタイが判断して、自動的に機械で軌道をこう上して搗き固めるマルタイ(プラッサー・M51)があります。
